あめのちはれ

思いを言葉に

サザエさん症候群

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GW中、お父さんお母さんに連れられた、楽しそうなたくさんの子どもたちの姿が見られます。楽しいことがたくさん詰まっている連休、きっとあっという間の時間ですね。

 

日曜日の夕方、サザエさんが始まる頃に月曜日の事を考えて、憂鬱になるのを「サザエさん症候群」と呼ぶようです。
休日明けの憂鬱をブルーマンデーと呼ぶ国も多いようです。

 

5月の連休明けや夏休み明けに学校に行きづらくなる子も少なくありません。そこが不登校のきっかけになったという事例も多いのではないでしょうか。

 

連休中にお父さん、お母さんに気を付けてみてほしいことです。

 

休日明けを憂鬱に感じるのはもともと、学校や職場に会いたくない人がいたり、やりたくないことがあったりするからかもしれません。

 

連休中は、子どもと一緒に過ごすことが増えますから学校や友だちの事を話す時間がいつもより、多くとれるでしょうか。
嫌のことを胸にためておかずに少しでも外に出すことを手伝ってあげませんか?

 

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子どもの話を聞く時の大切なポイントは3つあります。

①新鮮な驚きを示す

②共感する

③行動を支持しない

です。


大人の私たちも子どもの時代を過ごしてきましたからたいていの子どもの話は、経験済みかもしれません。

 

だから「あーそういうことよくある!」と思いがちですね。


でも、せっかく子どもが胸にためておいたことを話してくれたのですから、少し、驚いて見せてあげましょう。

「えっ、そうなの!」

「わー、そんなことがあったの」

「へーしらなかった!」

 

そんな風に反応してあげると
子どもはもっと話してみようという気持ちになります。

 

そして、話してくれたことに親の気持ちを使って共感しましょう。

 

「それは嫌だったね」

「そんなことしたら怒りたくなるね」

「それでこわくなかったの?」

 

など、感情の言葉を入れてあげると話してよかったと感じる事でしょう。

子どもの事を思うと、ついつい、こうしたらいいよなどとアドバイスしたくなりますがそこは、ちょっと控えて。

 

子どもが十分に気持ちを話せた後に、どうしたいいか考えているようだったら行動の指示はその時にしてあげると効果的です。

 

子どもがひとこと、ふたこと言っただけですぐに誰が何をしたのかを強く問い詰めたり、その後どう行動したのかを根掘り葉掘り聞きだそうとすると、子どもは話さないほうがよかったと思ってしまうかもしれません。

 

大切なことは、胸にためていたことを外に出すことです。

外に吐き出した分、また学校でがんばろうと思えるようになることでしょう。

 

5月3日(木)放送
市川うららFM/ハーモニープレイスより抜粋